2018年06月16日

絶望の向こう側

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毎回 ハラハラしながら観ていたドラマ
「モンテクリスト伯」が14日
最終回を迎えました

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思っていた通り
切ない終焉でした

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ますは冒頭
母の墓前にたたずむ「暖」に詰め寄る「すみれ」

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「こんなこと (復讐) お母様は望んでない! もうやめて!! 」
と激しい口調で挑みます

冤罪で外国の牢獄に監禁され
拷問を受け続けた暖の苦悩に寄り添う姿勢は
微塵もありません
むしろ 加害者の身を案じているかのようにも感じられます


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視聴者はこの時点で
この二人のハッピーエンドはないな
と予想しますが


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にもかかわらず
暖はすみれに15年ぶり
2度目のプロポーズをするのです
受けてくれるなら
復讐を止めるという
条件で



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ラストシーン
暖は館に灯油をまき
縛られた「幸男」と「神楽」を前にして
プロポーズの応えを求めます

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「すみれだけは助けてくれ!」という
幸男の言葉がすみれの心に刺さります
過去に幸男が何をしたか知ったからといって
夫婦として暮らした時間の重さが
そこにはあります


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「わたしは真海さんと結婚します」
泣きながら答えるすみれ
一瞬 暖の表情に喜びが浮かびますが
すぐに曇ります

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自分への愛ではない
幸男を救うためだと気付いたのです

幸男と神楽の縄を切り
解放した後 彼はマッチを擦って
床に落とします
最初の予定に反して
誰も道連れにしようとはせず.....

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これ以上 すみれを悲しませたくない
暖の復讐を終わらせたのは
彼のすみれへの愛でした
すみれの暖への愛ではなく



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愛が憎しみに勝ったのですが
あまりにも哀しい


炎の中に飛び込んで暖を救いだしたのは
彼を冤罪に陥れたクズ男の幸男でした

何をやっても暖に勝てず
意中のすみれもなびいてくれず
嫉妬に悶々として
つい ウソの密告をしてしまった幸男ですが
すみれへの愛情だけは真実だったようです


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終章
取調室で悪態をつき
暖なんて死んでくれてよかったと口をそろえる幸男と神楽

その深い胸中では
多少は自らが種をまいてしまった暖の苦難の痛みを
察している事でしょう

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原作通り
片腕となってくれた愛梨と
これから生きていくのかと想像させるような
エンディングでした
posted by mayu at 05:00| Comment(6) | 諸行無常 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
情けは人のためならず、です。
Posted by Baldhead1010 at 2018年06月16日 05:11
完結したのですね。次のドラマが楽しみですね。
Posted by ヤマカゼ at 2018年06月16日 07:31
モンテクリスト伯、ハマりました。
最終回の哀しすぎる2度目のプロポーズ。
一瞬浮かんだ暖の表情がみるみる曇り真海へ戻って行くシーンは圧巻でした。
最後に愛は勝つ、留美の愛が安堂を、信一朗の愛が未蘭を救い、愛ゆえに暖は苦しみ冷酷な復讐鬼にはなりきれなかった。
あまりにも切ない幕切れでした。
青木カレンさんの歌う「Set a Fire」もよかったですね。
長々とスミマセン^^;
Posted by ゆきち at 2018年06月16日 12:37
そうかぁ・・・そっちの結末だったのですね。(;^ω^)
Posted by yukimin1119 at 2018年06月16日 14:52
人気番組だったようですね。私は見ませんでしたが。
Posted by JUNKO at 2018年06月16日 16:01
充分観た気になりました(笑)
Posted by kiki at 2018年06月16日 17:40
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